支部長紹介 門谷政智(かどたに まさとも)

1970年 八尾市生まれ、柏原市育ち

1990年 京都府の龍谷大学に入学し、少林寺拳法部に入部

 

     大範士九段 梶原道全(かじはら どうぜん)先生の元で修行を開始する。

      が、おちこぼれとなり、ほとんど薫陶を受けることなく卒業。

      ※写真は2回生21歳の時のもの。梶原先生の、向かって左隣で結手してるのが、後の支部長。

 

1994年 卒業後、兵庫県尼崎市の(元)尼崎道院に、大学同期で副キャプテンだった三角進弥

    (みかどしんや  現尼崎潮江道院道院長)と転籍

 

     その年の全国大会in千葉に、四段以上の部で三角拳士と兵庫県代表として出場

     その後休眠

 

1999年 奈良県桜井市の大和桜井安部支部道場にて復帰

     3年ほどして休眠

 

2011年 柏原旭ヶ丘道院にて復帰

2018年 河内国分スポーツ少年団 始動

 2018年4月、河内国分スポーツ少年団が始動しました。シュン君(当時5年生)とユウカちゃん(当時3年生)が柏原旭ヶ丘道院から転籍し、リコちゃん(当時2年生)が入団して、団員3名からスタートしました。

  
市場道場にて 主座シュン君       大阪府民体育大会    柏原市スポーツ少年団レクレーション大会

 なかなか団員が増えず、このままどうなるのだろうと不安に思っていた頃の10月、ホコちゃん(当時3年生)、その後アオイ君(当時3年生)が入団しました。

 12月の練習納めは、演武発表会の後、クリスマス会でゲームをしました。

 そうして、気持ちを新たに、次の年はもっと子ども達の元気な声が響く、スポ少にしていきたいと決意したのでした。

   
秋季八尾市民体育大会    大阪府スポーツ少年大会    練習納めとクリスマス会

 

2019年 大躍進の年

 春から夏にかけてアイルちゃん、ケント君、キヒロ君(当時4年生)、ミルちゃん、アツト君、タイセイ君(当時2年生)が、12月にはヤエちゃん(当時4年生)、アヤメちゃん(当時2年生)が入団し、一段と賑やかになってきました。

 この年は、子供たちが一気に増え、またみんなが個性豊かで、大活躍した年でした。練習納めとクリスマス会は大いに盛り上がり、本当に充実した1年でした。

  

柏原市スポーツ少年団レクレーション大会 秋季八尾市民スポーツ大会  練習納めとクリスマス会

2020年 団員16名となるが…

 3月にダイキ君、シュウキ君(当時2年生)、年度が変わって4月にサエちゃん(当時新1年生)が入団し、小学生が16名となりました。新しいメンバーがどんどん増えるとともに、去年入団したメンバーも着実に上達しており、これなら全国大会を目指せると確信し、独りドキドキしていました。

 ところがこの年の春先から、新型コロナウイルス感染症が日本に上陸。緊急事態宣言が発出され、学校閉鎖とともにスポ少の活動も、月単位で休止することが何度もあり、さらにこの年の全国大会を含む、ほとんどの大会が中止となりました。

 それだけでなく、日本中のスポーツ団体や武道団体で、子ども達の退部が相次ぎましたが、当スポ少も冬までに多くの団員が退団しました。

 

 この年、唯一11月に開催された大阪府スポーツ少年大会に出場しましたが、大会慣れしていないメンバーが多く、スポ少開設以来初めて入賞者がいない大会となりました。

 

大阪府スポーツ少年大会

 

残ってくれた子供たちにとっても保護者の方々にとっても、同級生や上級生がどんどんと辞めてくので、大きな不安を抱えていたことは想像に難くありません。

 そんな中で、何とか活躍の場を作ってあげたいという思いから、下川先生と協議し、「大阪神宮寺道院 河内国分スポーツ少年団合同 第1回オフライン演武発表会」を開催しました。各道場で単独演武を撮影して動画を共有し、審査・採点。点数に応じて賞状とメダルを、各道場で授与するというものでした。

 子ども達が少しでもやりがいを持って楽しく練習できるために、とにかくやれることは何でもやろうという思いで、もがき続けました。それでも退団の流れは、なかなか止まりませんでした。

 

1回オフライン演武発表会 賞状メダル授与式

2021年 8名からの再出発

 新キャプテンのヤエちゃんを中心に、ミルちゃん、アツト君、タイセイ君、アヤメちゃん、ダイキ君、シュウキ君、サエちゃんの8名が残ってくれました。

この子達のためにも、以前よりもっと強く、もっと楽しいスポ少にすることを心に強く誓いました。

タイセイ アツト ヤエ ミル アヤメ サエ ダイキ シュウキ

 

 しかし、新型コロナウイルスの影響は、春になっても収まることはありませんでした。前年から大会開催の連絡が来ては、それに向けて練習し、さあ仕上がってたぞと気持ちが盛り上がった時に、大会中止の連絡が来るということが続きました。みんな上達して、活躍できるレベルになったのに、活躍する場がなくなってしまう悔しさは、私よりも子ども達の方が大きかったと思います。

 一方で嬉しいことに、新しいメンバーが増えました。春にレンスケ君、夏にセバスティアン君、エミちゃん、ダビ君、コウ君、サヤちゃん、ナツちゃん、チカラ君、ユヅキちゃん、タクミ君、秋にナゴミちゃん、コウスケ君が入団し、小学生150%増の総勢20名となり、予想外の団員増加で驚きました。

 

 春と秋の八尾市民スポーツ大会は中止となりましたが、7月の大阪府民スポーツ大会、10月に柏原市スポーツ少年大会が開催されました。スポ少が一番大変で苦しい時にキャプテンを務めてくれたヤエちゃんが、柏原の大会を最後に卒団しました。

 

大阪府民スポーツ大会          第21回柏原市スポーツ少年大会

 

クリスマス会

2022年 躍動再び

 タイセイ君が3代目キャプテンに、ミルちゃんとチカラ君が副キャプテンに就任し、新体制が始まりました。

 

 全国大会in大阪のパンフレット用写真撮影の依頼があり、4月3日に参加したところ、何とエミちゃん・ダビ君、ナゴミちゃんとばあちゃん先生が、裏表紙に載りました!

 一足先の全国大会出場?となりました。

 

 

 4月17日に少林寺拳法体験教室を、初めて開催しました。

 そして4月にトキ君、5月にルイ君、トア君、ショウタ君、アイカちゃん、6月にリョウマ君、ココナちゃんが入団してくれました。

 

 新型コロナウイルスの影響も、やっと収束の兆しを見せてきました。

 そして5月22日、約2年半ぶりに八尾市民スポーツ大会が開催されました。

 この大会で、スポ少史上初、小学生組演武(黄帯以下の部、緑帯の部、茶帯の部)全てで、最優秀を頂きました。子ども達は、のびのびと大会を楽しんでいました。

 

春季八尾市民スポーツ大会

 7月3日の大阪府民スポーツ大会でも、子ども達が躍動しました。

 小学生B(3年生以下)で、レンスケ君とナツちゃんが、河内国分スポーツ少年団初の小学生での全国大会出場を決めました。ばあちゃん先生と大阪神宮寺道院の田中拳士は女子護身技法の部で、支部長と大阪八尾南道院の大森先生はマスターズBで、全国大会出場となりました。

 他のメンバーも、持てる力を出しきり、素晴らしい演武を見せてくれました。

    

 

大阪府民スポーツ大会と賞状授与式

 

 7月にジョウイチロウ君、オトハちゃん、アイコちゃん、ナナコちゃん、リュウキ君が入団しました。

 

 8月6日(土)、東京の日本武道館で、全日本少年少女武道錬成大会が開催され、当スポ少からレンスケ君とタクミ君が、単独演武で出場しました。

 この大会も3年ぶりの開催でした。3密防止のため、午前に関東圏以外、午後に関東圏の道院・支部の少年拳士が演武を披露しました。大会後のディズニーランドは、格別だったことでしょう。

 

日本武道館と全日本少年少女武道錬成大会

 911日、旧国分東小学校にて、第22回柏原市スポーツ少年大会が開催されました。毎年、河内国分スポーツ少年団と法善寺スポーツ少年団・大阪神宮寺道院とで行われますが、2支部合わせて70名を超える大人数で、大いに盛り上がった大会となりました。

 5月以降に入団したメンバーは、これが大会初体験でした。子ども達はこの日のために、一生懸命練習し、そしてしっかりと演武をやり切りました。

 

22回柏原市スポーツ少年大会

 

 10月23日、八尾市立総合体育館「ウイング」にて、秋季八尾市民スポーツ大会が開催され、6支部から100名を超える拳士が参加しました。

 柏原市スポーツ少年大会の勢いそのままに、子ども達は自分の持てる力を十二分に発揮し、演武も乱捕も大活躍しました。

 

秋季八尾市民スポーツ大会

 

 11月6日、岸和田市立中央体育館にて、午前に第60回大阪府スポーツ少年大会、午後に第3回近畿ブロックスポーツ少年団交流大会が開催されました。

 新型コロナウイルスの影響で、種目は単独演武のみの大会でしたが、当スポ少から18名の拳士が出場しました。

 近畿ブロックスポーツ少年団交流大会は、大阪をはじめ、和歌山、兵庫、京都から参加があり、レベルも高く、おおいに盛り上がった大会となりました。

 

60回大阪府スポーツ少年大会と第3回近畿ブロックスポーツ少年団交流大会

 

 11月19〜20日、丸善インテックアリーナ大阪にて、全国大会in大阪が開催されました。

 当スポ少から小学生Bの部で行蓮祐拳士と吉岡奈津拳士、女子護身技法の部で門谷優子拳士と大阪神宮寺道院の田中祥裕拳士、マスターズB(合計年齢110歳以上)で支部長と大阪八尾南道院の大森一浩先生が出場しました。

 背中に大阪のゼッケンを付けた道衣姿は、「大阪」を背負っているという、非日常的な雰囲気があります。エキシビションでも松田主税拳士、荒川拓実拳士、羽賀エミ拳士、羽賀ダビ拳士が参加してくれました。みんな最高の舞台で、最高に大会を楽しんでいました。

  

小学生Bの部       女子護身技法の部      マスターズBの部

 

全国大会in大阪 行蓮祐拳士と吉岡奈津拳士     エキシビションメンバー  

 

 12月3日と4日、恒例のいも掘り大会をしました。レクレーションも健全育成のための、大切な行事です。支部長が丹精込めて育てたベニハルカです。慣れない手つきでスコップを使い、土の中からサツマイモが見えると、子ども達は歓声を挙げながら掘り進めていました。

 

 

 12月24日(土)国分小学校にて、令和4年の練習納めとクリスマス会をしました。子ども達の成長を保護者の方々に見てもらう機会を、演武発表会という形で開催しています。

 練習納めの後は、恒例の寸劇から始まるクリスマス会。そうして令和4年が終わりました。 

 

 

令和4年練習納めとクリスマス会

 

 12月27日(火)、全国大会に出場したばあちゃん先生、大森先生(大阪八尾南道院)、田中拳士(大阪神宮寺道院)と下川先生(大阪神宮寺道院)をはじめ、府大会以上のレベル(7月の大阪府民スポーツ大会、11月の大阪府スポーツ少年大会、近畿ブロックスポーツ少年団交流大会)で、3位以上に入賞した子ども達が、柏原市長に表敬訪問しました。

 次回は、もっとたくさんの子ども達と一緒に表敬訪問したいと、心に誓った支部長でした。

 

柏原市長表敬訪問

2023年 今年も勢いそのままに

 1月9日(月)と15日(日)、毎年恒例の焼いもパーティーをしました。

 まずは使い慣れないマッチを擦るところから始まります。何度も失敗しながら点火する過程は、まさに小さな成功体験。新しい自分の発見となり、少林寺拳法以外でも自信を付けてもらえたらと思います。

 焼いもが出来るまで、みんな家から持ってきたウインナーやマシュマロを串にさして、焼いて食べるのも、楽しみの一つです。

 そうして焼きあがった焼いもの味は、スイートポテトのように甘く、さらに香ばしくて格別。みんな「アツ〜」と言いながら、ホフホフと食べていました。

 

      1月9日メンバー                1月15日メンバー

 

 2月にサツキちゃんとヤマト君姉弟、ユウちゃんとコウちゃん姉妹とママの岡田さん、オトハママの阪井さん、ルイ君トア君ママの垣守さんが、3月にラオ君(中1)と父親の毛利さんが、4月にアオト君が入団しました。保護者の入団は久しぶりで、何か新しい風が吹く予感がしました。

 

 4月30日、大阪狭山道院主催の地域交流大会が、大阪狭山市立総合体育館で行われました。この大会は、全国大会を見据えた、全国大会常連の道院や支部が集まる、かなりハイレベルな大会です。

 そんな中で、自分の結果に悔し涙を流した子もいましたが、それでも出場した全員が、素晴らしい演武を披露してくれました。

 

大阪狭山道院主催 地域交流大会

 5月にショウタ君とカイセイ君兄弟、トキ君の弟エイト君とママの吉岡さん、6月にマコト君、アイコちゃんナナコちゃんママの加茂さん、7月にリョウマ君ママの横辻さんが入団。

 保護者メンバーが一気に増え、驚きを隠せませんでした。

 

 5月21日(日)八尾市立総合体育館「ウイング」にて、今年初めての公式戦である、春季八尾市民スポーツ大会が開催されました。組演武・団体演武・乱捕の3種目で競技が繰り広げられました。

 主座タイセイ君、打棒ミルちゃんの鎮魂行で始まった競技では、みんな練習の成果を存分に発揮し、大活躍しました。

 

打棒のミルちゃんと主座のタイセイ君    令和5年度春季八尾市民スポーツ大会

 

 6月11日(日)高石市立総合体育館「カモンたかいし」にて、2023世界大会in Tokyo,Japanの大阪府選考会が開催されました。

 河内国分スポーツ少年団からは、コウスケ君とルイ君がアンダー8(3年生以下)の部に、ルイ君・垣守綾乃拳士・ジョウイチロウ君、阪井実理拳士・ばあちゃん先生と支部長が団体ファミリーの部に、荒川和子拳士と大阪八尾南道院の田中智拳士が女子護身技法の部に、支部長と大阪八尾南道院の大森先生がマスターズBの部(2人の合計年齢が110歳以上)に出場しました。

 団体ファミリーと女子護身技法は、素晴らしい演武を披露してくれましたが、代表枠にわずかに届きませんでした。アンダー8とマスターズBは、世界大会への出場権を獲得出来ました。

 

   団体ファミリーの部             女子護身技法の部

 7月9日(日)岸和田市立中央体育館にて、第61回大阪府スポーツ少年大会が開催されました。大阪府内のスポーツ少年団が集まる大会で、今年も強豪チームがいっぱい出場しました。新型コロナウイルス感染症の影響のため去年に引き続き、種目は単独演武のみでした。子ども達は持てる力を発揮し、全員が本戦出場できました。

 

大阪府スポーツ少年大会

 

 7月17日(日)大阪府最大の大会である大阪府民スポーツ大会が、Asue(アスへ)アリーナ大阪にて開催されました。大阪府内のスポーツ少年団や道院、中学、高校、大学の少林寺拳法部が集い、熱い演武が繰り広げられました。当スポ少からもたくさんの拳士が出場し、これまで練習してきた成果を発揮しました。みんな本当によく頑張りました!

 

大阪府民スポーツ大会

 8月11日(金祝)、河内国分スポーツ少年団初のお金をかけた?レクレーション「流しそうめんと水てっぽう遊び」を、竜田古道の里山公園でしました。

 私を含めほとんどのメンバーが、本格的な流しそうめんは初めてだったので、テンション上がりまくり。公園スタッフや保護者さん達のおかげで、食材を切ったりそうめんを茹でることから、食後の後片付けまで、スムーズかつ安全に楽しむことが出来ました。

 昼休憩後は子ども達の水てっぽう作りと水遊びで、私も頭から足の先まで、ビショビショになりました。

 

 

 2018年に3名から始まった河内国分スポーツ少年団は、紆余曲折を経ながらも、現在小中学生32名、保護者を含む高校生以上が13名、合わせて45名が集う、全国的に見てもかなりメンバーの多いスポーツ少年団となりました。

 今がゴールではなく、まだまだ発展途上です。子ども達が自信を持ってたくましく育ち、いつも笑顔が絶えない場を作ることが目的です。そのためには私の力だけでは不十分、保護者の皆様のご協力なしには成しえません。子ども達の健全育成のために、今後ともよろしくお願いいたします。

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